缶つまにSmoke(スモーク)というシリーズがある。いろんな具材を燻製にしたものだが、折しも今、世間では自家製燻製が大流行。缶つまはそれに先だって燻製シリーズを展開していたのだから、先見の明があったわけであります。
同シリーズで人気を誇るのは「鮭ハラス」と「かき」だそうな。鮭ハラスは脂が一番のっている腹身の部分で、これを燻製にしているのだから、美味しいのは言を待たない。燻すことによって余分な脂と水分が抜け、鮭のうまみが濃厚になっているのがたまらない。
かきは元々、燻製缶詰の定番アイテムだ。これも燻製によってうまみがぎゅっと凝縮されているから、「生牡蠣よりずっと好き!」という人もたくさんいる。
同シリーズの中で、博士のオススメは「いかホルモン」であります。みなさん、いかのホルモンですぞ。そんな食べ物があったこと自体、知らなかった。いくつかの部位がミックスされているので、食感もぷにぷにしていたりねっとりしていたりと様々。
しかし、牛や豚のホルモンのような、いかにも内臓的な臭みはないのだ。見た目はちょいとビミョーだが、塩気と燻蒸香がしっかり利いた美味しいおつまみである。これで、同じ燻蒸香のするウイスキーや焼酎をやるとバッチリ合う。
それにしても、燻製は面白い。木を燃やした煙にあてるだけで、なぜあれだけ魅力が増すのか。一旦その魅力に取り憑かれると、とにかく何でも燻製にせずにはいられないらしい。缶つまSmokeもどんどん新しい商品を出して欲しいと思う。