おつまみと健康志向は二律背反であります。
枝豆はしょっぱいほうがビールが進むし、甘辛い焼き鳥で飲むサワー、ハイボールもたまらない。基本的には濃い味付けのほうが酒はウマいのだ。
とはいえ、健康に無関心なわけではない。中年を過ぎてからは脂っこいものが苦手になったし、〆ラーメンなど遙か昔に諦めてしまった。それでも今までの“負”の蓄積がある。だから糖質オフだの減塩だのという言葉におじさんは弱い。
そんなおじさんに優しく微笑みかけてくるのが缶つまの新シリーズ「缶つまマイルド」であります。何がマイルドかといえば、従来品よりも塩分を30%もカットして造られているのだ。例えば、缶つまの中でも常に人気トップの「広島県産かき燻製油漬け」と「ムール貝の白ワイン蒸し風」。この2品だって、マイルドシリーズなら塩分30%カットであります。
しかし、ただ塩分を減らしただけじゃないのが缶所(勘所)。うまみや香辛料などをプラスし、キリッとした風味に仕上げてあるから、ちゃんと酒がすすむのだ。というか、これくらいの塩分量でも僕は充分だと思ってしまった。
缶つまマイルドはこのほか「国産焼鳥 直火焼きたれ味」と「国産焼鳥 直火焼塩味」もあって合計4種類。この3月半ばくらいから店頭に並び始めるという。
もしこれで塩気が足りないと思った方は従来品を選べばいいわけだ。さて、あなたはどっち?