8日はコピアポからアントファガスタの行程。まずコピアポから174㎞の移動区間でエル・サルバドール近郊まで北上したあと458㎞のSSがスタート。
標高1000m~3000mの高地を行く路面は砂漠ではなく堅く荒れたグラベル(未舗装路)であった。
さらに細かい砂塵が大量に巻き上がるフェシュフェシュや枯れ川の底の岩場などもあり、参加者にとって再び我慢の一日となった。
このSSを2号車菅原照仁/杉浦博之組の日野レンジャーは引き続き好調にアタック。
トラック部門総合23位/排気量10リットル未満クラス首位の成績で走り切り、
累積順位を総合23位/クラス1位とした。
1号車は前日の結果により36番手と遅めのスタート順とはなったが堅実に走り、午後10時半には最後のCP3をすでに通過。
本稿製作の午後11時時点では未着だがゴールを目指して走行中の模様だ。
この日まではトラック部門は4輪部門が全車スタートしてからスタートするため軒並み到着時間は遅く、
2号車がアントファガスタのビバークに到着したのも午後10時20分頃となった。
9日イキケへの行程からは4輪とトラックの両部門をタイム順に混合したスタート順が採用されるため
日野チームの到着時間も早まるはずだ。
菅原照仁/今日は予想通りの道の悪い一日でしたが、これまで最も不得手な種類の路面でしたので、
サスペンション改良による効果を確実に感じることが出来たステージとなりました。
それにしてもスタート時間が遅すぎですね。
杉浦博之/ずっと悪い道を走ってきたのでキャブマウントなどから音が出るようになり、点検してもらいます。
また我慢の一日でした。
画像提供:日野自動車株式会社